関西百名山

笠形山


 山行報告   
 報告者   :   石橋伸一
 山  名 笠形山  山行名 例会
 ルート 京田辺=中国自動車道=福崎IC=大鳥居・・・笠形神社・・・笠ノ丸・・・笠形山・・・鹿ヶ原・・・仙人滝・・・瀬加=笠形温泉=福崎IC=中国自動車道=京田辺
 山行日  平成23年4月17日  天候  晴れ後曇り
 参加者  CL : 石橋伸一  SL : 佐坂茂美

男性 : 秋月、 金本、 西川、 三宅、 遊佐、 梅澤、 後藤、 上原、 津田
女性 : 岸田、 内匠、 堀尾、 徳田(幸)、 樺山、 堀

合計 : 17名  
 ルート概略図とコースタイム
  
 山行報告
 当日、1名欠席で17名が平安バス(マイクロバス)に揃い、第二京阪・名神・中国道を通って登山口の大鳥居へ。天候は快晴に近い(午後は曇る)、予定通りの到着に余裕を持っての準備体操、2班に分かれて歩き始める。しばらくはコンクリート舗装された杉林の中の林道歩きだが、途中、笠形寺境内のコウヤマキの巨樹やミツマタの黄色い可憐な花の歓迎を受ける。さらに1300年の歴史を持つ笠形神社では大杉・姫路城心柱跡・観音堂の装飾彫刻(江戸後期のもの)も見学。この後、尾根道に出ると雰囲気は一変、眼下の谷間に八千代町の展望や先ほど通ってきた車道も見える。そして急登に続く400段の丸太の階段(数えたら480段あった)を登って笠ノ丸の頂へ。ここから笠形山山頂までをピストン。939mの山頂は360度遮るものがない。地元の登山者の話では兵庫の山々はすべて見えるとのこと。氷ノ山や雪彦、七種、段ケ峰、六甲山系と淡路島の間に明石海峡大橋・瀬戸内海。名前の由来も遠く京都の愛宕山からみて笠の形に見えるからとか(登山者の方から聞いた話)。大展望をおかずにおいしい昼食。帰りは、鹿ケ原から仙人滝を降りる。急な下りで道も狭く、やや危険な箇所もあったが事前連絡もあり全員無事に帰り着きました。登山口までバスが迎えに来てくれて、予定より若干早く、その分笠形温泉・せせらぎの湯でゆっくり汗を流すことが出来ました。天候に恵まれ、事故もなく、すべてが予定通り終えることができました。見られた主な植物は、ミツマタ・アセビ・タチツボスミレ・シハイスミレ・キブシ・ダンコウバイ・ルリソウなどでした。
 感想分

笠形山山行に参加して        西川 榮冶

播州地方の5指に入る名山への山行という事で期待が高まっていた中バスに乗るなり班長という予期せぬ大役に当たっている事が判明。班員8名の顔ぶれを見ると、僕より先輩のベテランばかりだし、登山口での準備体操を終えてのスタート時には、CLの石橋さんから第1班と間をあけないようにとの指示もあり、班の後方を気にする事はないと、割り切り気軽な気持ちで歩く事に専念した。

笠形神社の参道が始まって15分、県の文化財に指定されている、高野槙の立派さにまずは見とれた。休み堂を経て急な登りを歩いて程なく、笠形神社に到着。社はかなり古びてはいるが拝殿、本殿等が揃っていて厳かな雰囲気が漂っていた。ここにも立派な大杉(夫婦杉)があった。杉やヒノキの巨木が続き展望が開けない事もあって朝冷えを感じながらの急な山行が20分程続いた後、尾根に出て展望が開けると、暖かい春の日差しを楽しむ山行にかわり嬉しく思いながら歩き続けた。急な階段の長―い登りがあって1045に笠の丸に到着。前方にはどっかりと居座っている饅頭形の頂上が見えた。ダンコウバイ、クロモジ、アセビ、キブシ等の花が美しい。1120二つのあずまやがある939mの頂上に到達。食事を始める前には、佐坂SLが僕のスナップ写真を撮ってくれるおまけもあった。360度の大パノラマを満喫しながら昼食(40分間)。日差しも穏やかで風もなく眺望も良い事から遠くの雪を被った氷ノ山や雪彦山、七種山や瀬戸内海も落ち着いて眺められた。下山は笠の丸を経て、蓬莱岩はパスして仙人滝を目指して急な下りを歩く。途中では後方から僕の背中を見下ろしていた後藤さんが僕のリックが腰の下まで下がりすぎと指摘!!『5年来こんなスタイルですよ!!』との返事で終わったと思っていたら、続いて堀尾さんが歩きながらリックの胸部部分のバンドを締めなおしてくださった。なんと、ここ4~5年来気にかけていた両肩でリックの重荷を背負い込む悩みが一気に解決!!予期せぬ嬉しいおまけ第2弾!!途中の尾根辺りにあったほぼ完全な炭焼き窯跡には取って付けたような違和感さえ覚えた。1330に落差30m程はありそうだが水量の少なかった仙人滝に到着。林道に下る直前の尾根では群生するミツマタの花に感動!!その後、曲がりくねった長い林道を経て1415に仙人滝コースの駐車場に全員無事到着。下見山行時に見つけたという『せせらぎの湯』で1時間の温泉を楽しんだ。満杯の駐車場からハイカーだけでなく多くの人に愛されている温泉だなと感じた。そこからバスで下る事12分のみやげ物売場では、皆さんが地の物を購入するといういつもどおりの風景に毎度の事ながら見とれていた。バス中では佐坂SLの好差配で200円の返金を受けるという又々お土産付き!!その後は、買い込んでいたビールから始まる賑やかな反省会で、途中で巻き込まれた車の渋滞さえもあまり気にならず、松井山手に1900前に到着。期待どおりの楽しい山行でした!!

石橋CL、佐坂SL、堀尾さん、後藤さん、第2班の皆様楽しい山行を有難う御座いました。